Ab ovo usque ad mala

訳した歌詞とか記事とか載せたり載せなかったり

【日本語訳】红秀GRAZIA

160727 インタビュー部分抜粋掲載 → 一部修正

160730 記事(一部分)掲載

160814 記事(一部分)掲載 

160817 記事(全文)掲載 NEW! 

 

どこまでも真っ直ぐ
黄子韬、天性を放ちさらにファンを引き付ける

 ネット上で一度は"悪魔"扱いされた黄子韬。近頃突如として、彼は自分を困らせた多くのアンチ達を魅了し、そして今では自分のファンとしてしまった。彼の天性、真っ直ぐさ、可愛らしさ、その全てが非常に魅力的だ。ファッション業界で非常に愛される彼だが、映画界でもひっきりなしに活動を続けており、各方面で着実に前へと歩を進めている。事実、今回GRAZIAがミラノ訪問でタッグを組んだ黄子韬は、見栄を張らず、気取らず、真摯に仕事に打ち込み、何事にも決して妥協を見せない青年であった。


 ミラノファッションウィークの期間中に、GRAZIAが黄子韬と共に行った生配信が驚異的な盛り上がりであったことは皆さんご存知であろう。特別な手段を使わずとも、彼の真っ直ぐな性格や何度も繰り返される決まり文句によって黄子韬は多くのファンを引きつけた。生配信2日目、撮影中の彼はこんな雰囲気であった―――私たちがカッコイイと褒めれば、ツンデレに「ありがとう、知ってます」と答え、細い顔の秘訣を訊ねれば、いたずらに顔を寄せてきて「生まれながらです。一度もメスは入れてませんし、全部自分のです。触ってみてください、鼻も顎も全部僕のですよ」と返ってきた。撮影現場の雰囲気は終始楽しいものであり、そして生配信を行った時のように彼は本当に歌うことが好きだった。彼はいつでも"僕は歌バカ"モードに切り替わる事ができるようで、カメラの前でラップをし、皆に「音楽を止めないで」と頼んでいた。そしてとても誇らしげにこう話した。「この曲こそが、新しいアルバムの最後のメイントラックなんです。このアルバムの中で一番のサプライズになってます」

 音楽に対し、黄子韬は熱狂的なほどの情熱と執着を持っている。インタビューに向けた事前打ち合わせの中で、 私たちは黄子韬からこんな回答を得た。「音楽の話題をもっと出してもらいたいです」7月にリリースされた新アルバムで、黄子韬は作詞作曲を務め、さらにはアメリカの有名なラッパー・Wiz Khalifaとコラボレーションも行った。黄子韬は曲をとても速く書くことが出来るという。「"Adore"は2時間で完成させました。インスピレーションが湧いてくれば急いで曲を書き起こしますが、アイデアが浮かばない時は音楽のことを考えようともしません。これが僕の作曲の仕方です」しかし、歌詞を作る場合には「もっと複雑なプロセス」で行うという。

 アルバムが正式にリリースされる前、新曲で用いられた印象的なフレーズが騒ぎを巻き起こした。"10億のポケットマネーがあろうと、俺は高慢になんてならない""お前らに俺が生み出した狗帯を使う資格はない""俺は生まれながらのアイドル、何でも出来るってファンタジー"… これらすべての歌詞からは溢れ出る自信を読み取れるが、黄子韬はそう考えてはいない。「これは音楽です。歌詞に問題があると感じる人がトレンドに追い付いていないだけで、事実、僕の歌詞は西洋のものと比べれば何でもありません。この場では少し目新しいだけです。ヒップホップとは?たとえ一文無しの乞食になっても、自分の曲で思いを伝えることは出来ます」

 彼は自らの感情を伝えるために歌詞を用い、他者が抱く疑問までも自信のモチベーションとしてしまう。「僕が書く歌詞は非常に簡単で、リアルで正直です。全て自分自身が経験したことについて書いています」"Alone"の歌詞にこんなフレーズがある。"僕を憎む人はとても多い でも僕を愛してくれる人はもっと多い"この歌詞に関して話す時、彼は少し沈黙し、真剣な様子でこう語った。「あの頃は、本当に、本当に厳しい攻撃を受けていたんです。強迫観念(トラウマ)のようなものを抱き、どこへ行っても自分は憎まれ、攻撃されるんだと感じていました。自分をオープンにすることも出来ず、僕はここまで人々に酷く誤解されているのかと。ですが、事態はだんだんと良い方向へ変わっていき、もはや気にしないようになりました。こういう時、僕が出来ることは何もないんです。あまりに多くのことを経験することで、こういう風になりました」

 以前私たちとコラボレーションをした時に比べ、黄子韬は本当にリラックスし、心地よく過ごしていた。写真撮影は日が差し込むミランの午後に行われ、彼はシンプルな白いシャツと黒のデニムパンツを穿いて時間通りに現れた。彼は自ら進んで現場スタッフに挨拶をし、女性編集者を気さくに"姐姐"と呼んで回った。カメラが近くに寄ってくると、彼はすぐ自分を右側から写すか、そうでなければ撮影を辞めるよう頼んできた。そして彼は自身のスタイリングに満足しなければ、編集者に直接話に行く。「この眼鏡は格好よく見えません、僕はそう感じました」最後のスタイリングでは、ヒップホップ色の強い編み込みヘアを自ら提案し、「この髪型どうですか?」と気取った様子で訊ね回っていた。驚き、衝撃を受けているみんなの様子を見て、彼はいたずらっ子な顔をしてこう言った。「それか僕が丸坊主にしちゃうのはどうですか?」シンプルでまっすぐで、嘘を付かず偽りもしない、そして少しの反抗心。これが私たちが黄子韬に抱く集合的な印象だ。マネージャーは黄子韬の性格に度々困らされることもあるが、インタビューの間センシティブな話題が出てこないようにと常に警戒している。しかし当の黄子韬は全く気にしていない。

 6月に上海で開かれた"Edge of Innocence"のプレスカンファレンスで、黄子韬は舞台上で泣き出してしまった。「おばあちゃんが小さな手術を受けたんですが、僕は仕事が忙しくて会いに行くことが出来ませんでした。それで、あの日ビデオを見た時とても申し訳なく感じて、だから泣いてしまったんです」こういうことは彼には珍しくないようだ。「怪我をした時には頭を43針縫いましたが、全く涙は流しませんでした。僕が泣く時はいつも、家族や感情や友人の為です。愛する人や家族の誰かに何かが起きれば、僕はとても不安定な状態になり、彼らを思って涙します。僕が泣くに値する人の為だけにしか泣きません。こういった愛や関係というものは他の何よりも重く感じています。僕は(そういう時)自分の感情を抑えようとはしませんし、そうすることも後悔しません」

 初主演作”Edge of Innocence”で、彼は愛に献身的な19歳の少年を演じた。この役柄について話す時、黄子韬はこういう風にコメントをした。「最初は役に入り込むことが出来ませんでした。たくさんの障害があったんです(感覚を掴むのに時間はかかりましたか?)主演女優の方と積極的に会話をするようにしたので、お互いをよく知ることが出来ました」劇中にはラブシーンの他にアクションシーンもあり、彼はこの映画のためにバイクの操縦方法も習った。撮影は辛く、危険も多かったが、黄子韬は断固としてスタントマンを用いようとせず、「正直に言うと、撮影はとても危険でした。何度も打ち付けられたせいで身体中に怪我もしました」彼は怪我のせいで一日中ベッドで横にならなければいけない日もあった。撮影が始まる前は正直不安もあった、と監督は明かした。「自分の目の前にはアイドルがいて、しかも私は彼に演技を教えなければいけない。正直気を張っていました。でも彼のパフォーマンスは予想を上回るものでした。彼は勤勉で、そして驚くほどの集中力を持っていました」黄子韬は幼い頃から武術を学び、アクション映画にも非常に関心を持っていた。この映画の他にも、ジャッキー・チェン主演の"Rail Road Tigers"や高希希監督の"Tha Game Changer"にも出演する。「アイドルドラマの撮影をするより良いと思います」暴君なCEOが恋に落ちるとかいう、単純な恋愛映画に参加しないのは何故ですか?黄子韬は声のトーンを上げ、揶揄うような調子でこう言った。「普通すぎます!」

 演技をするにあたって、彼は自分のルールを持っている。「周囲の批評は問題じゃありません。僕はこの業界では新参者で、演技力を徐々に上達させなければならなくて、それから新たなタイプの役柄に挑戦していこうと思っています。今回の映画では演技の面でとても勉強になりました。より自然に演じられるようになりましたし、本当に多くを学ぶことが出来ました。ですから、興行収入は全く気にしていません」

 「バラエティも映画も、僕にとっては仕事であることに変わりありません。歌手活動とその他の仕事に大きな違いもありません。」ハードワークはいつものことだ。「4日間で12時間しか寝てません… でも飛行機でただ座っていることが一番不快です、本当に大嫌い。」彼が仕事を受ける際、報酬は考慮する事由にもならないという。「お金のために働いているのではありません。僕はただ、自分のしたいことをしているだけです。たとえ収入を気にしたとしても、僕は今のやり方を貫くでしょう。自分がしたくないことを自分に逆らってまで強要したくはありません。きっと多くの人が"それは裕福な家で育ったからそんなことが出来るんだ"と言ってくるでしょうが、そういう人たちは僕が16歳の時からビラ配りの仕事を始め、初めて貰った給料が1,400人民元だっことは全く知らないんでしょう。16歳の少年が1400元を稼ぐのはどれほど光栄でしょうか?僕が韓国でどのように練習生になり、何を乗り越え、何を背負い続けてきたのか、これっぽちも知らないのでしょう。今日に至るまで、僕は一生懸命働き続け、自分の夢の為だけに踏ん張り続けています。自分の為だけに努力すればいいんです」

 無人島で"私たちの法則"の撮影を行っていた時でさえ黄子韬は歌を練習し、みんなを"うんざり"させていた、と李亚鹏は明かした。「好きなことに対する彼の献身や力の入れようを見ていると、私たちが若かった頃を思い起こすんです。私たちも彼と同じように、機会もポテンシャルもあったのに、彼ほどに一生懸命ではありませんでした」しかし、 黄子韬はみんなが"メンタル崩壊"するような撮影過程さえも心から楽しんでいる。「撮影が終わった時に結果が見える。そういうリアリティー番組はとても意味があるものだと思います。挑戦すること、試してみることが好きですし、この番組ではスカイダイビングもやりました…」高いところは怖いですか?思いを馳せるような声で黄子韬はこう答えた。 「はい、怖いです。火山の噴火口にも立てませんでした、わぁ… こんな刺激的な体験は、他の番組では絶対出来ませんよ」

 

 
***
 

黄子韬の小さな秘密をこっそりとーーー

 

・恋愛経験は2度

自分の恋愛経験は、それ程"Edge of Innocence"に役立てることが出来ませんでした。そういう経験をした機会自体が多くなく、たったの2度だけだからです。感情的なシーンでは脚本や対話をベースにし、役に入り込めるよう努力しました。監督もアドバイスをくれました。 

 

・とてもロマンティック

ロマンティックなことをしたことはありませんが、僕はロマンティックな人間です。 

 

・女遊びはしたことがない
本当に(恋愛をする)機会が多くなかったんです。滅多に遊びには出かけませんし、外で遊ぶことも好きではないので。 

 

・壮大な夢
C-POPを世界に広めること、そして武術をさらなる高みへと持っていくことです。

 

・最も尊敬するジャッキーチェン
彼は人々を役柄へと導いてくれる人物です。しかしそれ以上に、経験の豊富さに関わらず、全てのスタッフに対する接し方を彼から学びました。友好も情熱もすべて彼の内面に由来します。どんなに身分が高く地位がある人を相手にしてでも、彼は友達のように皆と同様に公平に接します。このことは本当に学ぶ価値があると思いました。 

 

・野心

映画の撮影中、役柄に入り込んだり役柄を理解したりする際の手助けとなったものが、まさに音楽でした。オールラウンドなアーティストになれるよう追求していきます。苦手なこともまだありますが、それらを上手くこなせるようになった時こそ、最高の自分になれるはずだと確信しています。それがどんなに辛く苦しいことでも、僕は恐れたりしません。 

 

・自分の流行に従って
ファッショントレンドを追いかける必要はありませんが、自分のスタイルを持つことは重要です。

 

・アクセサリー収集
良いと思ったものか限定品を買います。イヤリングもジュエリーもアクセサリーもです。普段の服装はその時の気分で決めますが、ヒップホップかストリートスタイルをベースにしています。 

 

・今を楽しもう
楽しんでやって、自分の成長や変化を日々感じる。これは人生における貴重な経験です。だからこそ僕は自分の人生を大切にしています。 

 

・自己愛(ナルシズム)
メイクをした自分には10点をあげますが、メイクなしでは8点です。目も鼻も口も… 全体の見た目はとても良いと思います。 

 

・午後は食べるな
この6年間、あまり食べていません。毎日朝か昼に食事をして、夜に食べることは滅多にないです。体型を維持できているかどうか、セルフチェックのようなものです。夜に食べると太りますし、自分がベストな状態でないところをファンに見せたくないんです。始めた頃はとても大変で、毎日たくさん運動してダンスもしていました… それでも一度慣れてしまえば、特に自分の身体が細く締まっていく様を見れば、続けることは可能です。努力の報酬を受け取ることが、もっと継続しようと思わせてくれるんです。 

 

・友達は皆一般人
僕たちは多くのことを共に乗り越え(経験し)、そうして少しずつ良い友人関係になっていきました。もう知り合ってから4年以上になりますね。見知らぬ人と一緒だとより心もとなく感じてしまう時もあります。

 

・「王者荣耀」

プレイし続けています。僕は"歩くゲーム機"でマネージャーは"杖"だという記事も見ました。空港でもゲームします、ははは。

 

・個人ミュージアム
将来、おそらく実行すると思います。これから10年くらい先、多くの品を保管する必要が出てきた時にでも。何年にも亘り数多くの映画を撮ってきたジャッキーチェン哥のように、僕も映画の小道具を残しておいて、ゆくゆくはミュージアムを建てます。

 

source: 红秀GRAZIA

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